しまもとマニアックゼミ2021を開催しました(第2弾)



「うちのリビングの床にはスギが何本必要?」をついに開催。本番です。

ハルカフェでお弁当を買って、島本町大沢までやってきました。
山本さんの山は傾斜がきつく伐採機材を運ぶだけで、全精力かけてしまうので、
山本さんの隣の方のなだらかの傾斜の山をお借りして、開催することになりました。

まずは、調査地の100平米内にある立木を数えてテープを巻き、胸高直径を計測していきます。
胸高直径とは1.3mの高さ。ここの森は15本!ちょっと多いかも。
でも、参加者の方と手分けして計測していきます。

調査地の都合上、この立木の合間に倒すのがもっとも安全に伐採ができそうです。
前回の予行演習では、立木が想定した方向に倒れなくて、ワイヤーをかけ直して時間を取ってしまったのですが、ここだとまっすぐ伐採木を誘導できそうです。

前回の練習は、二人で実施したので計測する人と記録する人に分かれてしまうと、次の作業の準備ができなかったのですが、参加者に計測と記録を手伝ってもらい、フリーになる伐採担当の山本さんは着々と伐採の準備に取り掛かりました。

山本さんがワイヤー掛けを、そして私たちもウインチを使って伐採の準備に。

まず受け口を落とします。次に一息に追い口よりチェーンソーを入れていきます。
お見事です!きれいに倒れました。

近隣の開けたところで、ソーシャルディスタンスを取ってお弁当です。
チキンピカタかな?トマト煮のガーリックが聞いていました!腹ごしらえ完了です。

メジャーで伐採した立木の樹高を測定します。
あれれ、スギの先端ってこうなっているんですね。途中まで「木」ですが先端は「茎」みたいでした。
スギの木の先端を見ることって、まずないですよね。25.6m上空まで行くことがないですから。
これまで何回か立木伐採に立ち会ってきた藤田ですが、これは感激しました。。

丸太を出しやすい長さに切ることを玉切りといいますが、
玉切りをして木口の輪切りを持って、山の作業は終了です。

せっかくなので、島本町の天然記念物、大沢のスギを見学してから
山を下りました。

そのあとは、喫茶処「離」に入って(スイーツの写真がなくてすいません!)
計測したデータを元に材積や調査地の評価をしていきます。
試験伐採した木を基準に、100㎡内に生えている立木の材積を試算しました。

試験伐採してできた丸太から、どれぐらいの広さの床板が取れるか試算して、
(時間が押していたので要所だけ押さえました)
本日のマニアックゼミは終了です。

ご参加いただきありがとうございました!