島本の森について

大阪府は森林率31%で全国で最低レベルの森林率ですが、島本町は60%弱森林におおわれています。(出展:「大阪の森林と林業」H22.3.31大阪府)
島本町の森林は、ほぼ大阪府森林組合によりメンテナンスされています。またサントリーの天然水を育てる森であることより、伐採などの施業に制約がある森林になっています。
そんな森が、2018年9月の台風21号により被害を受けました。
高槻市・島本町の被害状況はひどい状況でしたが、大阪府森林組合の懸命の施業により徐々に復旧してきました。

台風被害でダメージを受けた丸太をなんとか使うことはできないか。その一言で板材を作ることに。
※ブレスアンドグリーンがどのようにして木工用の板を入手しているかこちらでご紹介

2018年9月の台風21号により甚大な被害が生じた高槻・島本の森はその後どうなったのか。
ここからは、この事業を始めることの後押しをしたあの森はどうなっているのかレポートです。


2019年5月の島本町大沢地区の様子です。
一番右側の写真は、風倒木に雷が落ちて火災になった後の焼けた森の様子です。
とても、一人では歩きたくなくなるほど恐ろしい姿でした。
前を行く姿は、森林所有者の山本さんです。

同じく、2019年5月の島本町尺代地区の様子で、清掃工場に向かう道に面した森の様子です。
こちらは、「森を歩こう」のコースに組み込みたかったのですが、徒歩で行くには遠いため、諦めました。
配布したしおりに掲載いたしました。


2021年3月の島本町尺代地区の様子で、清掃工場に向かう道に面した森の様子です。
風倒木はきれいに整理されました。


2021年5月の島本町大沢地区の様子です。
風倒木が整理されて、空が明るく見えるようになっていました。
焼けた丸太なども搬出されたせいもあり、丸裸の山の様子。痛々しいです。


2022年3月の島本町大沢地区の様子です。
なんだこりゃー!と叫んでしまいました。スギではなく、広葉樹の苗木が植えられているとのこと。
倒れないように、食べられないように白い何かでカバーがされているのですが、まるでお墓。。
いやいや、そんなことを言ってる場合じゃありません。樹種は変わりますが美しい森への第一歩。
今後も応援していきたいところです。