森林調査をしようとして(1)



林業家の山本さんの森について、森林調査を行いました。
山本さんの森には、どれだけの木があって、伐採搬出するとなるとどれだけの量になるのか。
すべて、BreathAndGreenで木工キットに加工されるわけではなく、
近い将来、一般に販売していくための試算です。

かなりの斜めになっていること、わかります?
林道に近い森なのですが、とにかく急です。
ある程度スギ林がありますが、その上は雑木林になっています。
急斜面の植林が大変だったことがわかります。

島本の山は岩盤質で急斜面らしいです。
スギも根を深く張れないとか。
タケノコが良く生産されるのもよくわかります。

ピンぼけ写真ですみません。テープを張った木から、軽トラが小さく見えます。
かなり傾斜がきついです。

100平米内の立木を調査していきます。胸高直径を測って平均直径の木を試験伐採します。
大木にワイヤーをかけて、倒したい方向に滑車使って引っ張ります。
今回は、倒木方向を水平方向に決めました。何が怖いか、そりゃ木が倒れるときの枝の飛び跳ねです。
ワイヤーを掛けたり、ウインチをセットしたり。斜面を行ったり来たり。
斜面を踏み外して、山すそまで転げ落ちること、2回。

「藤田さん、チェーンソーで切ってみようか」と言われ、早速装備しました。チェーンソーは、別の機会に練習したことがあるのですが、枝はらいぐらいで、立木伐採のためにチェーンソーを持つのは初めて。
小型のチェーンソーをお借りしました。

伐採の時にワイヤーをぐいぐい引っ張る頼もしいウインチ

受け口を作ってもらって、さぁいざ伐採。
私は下手すぎて、結局なんのお手伝いにもならず。結局、山本さんに切っていただきました。
木が少し傾いたのですが、その方向が意図した方向ではなく、ワイヤーをかけなおすことになりました。
斜面をひたすら上がったり下りたり。汗だくになりました。

やっと倒れました。

しっかりした木でした。20mぐらいありそうです。
しかし、ここでタイムアップ。西日が差すほど日が傾いてきたので、本日はここまで。
丸太の計測は、次回に持ち込んで、この山の木がどのような育ちの木か調べます。